「全国の美容師が選ぶ、髪が綺麗な人気タレント・著名人No.1」「THE BEST OF BEAUTY」を受賞した井手上漠さんについて調べてみました

人物
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 2024年9月3日(火)に、NPO法人 全国美容週間振興協議会は、「THE BEAUTY WEEK AWARD 2024」六本木ヒルズ ハリウッドプラザ ハリウッドホールにて開催しました。

2024年の「全国の美容師が選ぶ、髪が綺麗な人気タレント・著名人No.1」を決める「THE BEST OF BEAUTY」は、多様性のアイコン・井手上漠(いでがみばく)さんと、女優/モデル・宮本茉由さんが受賞しました。

「THE BEST OF BEAUTY」の過去の受賞者の一部を紹介すると(敬称略)、黒谷友香、小沢真珠、鈴木亜美、坂本冬美、長澤まさみ、壇れい、剛力彩芽、戸田恵梨香、広末涼子、牧瀬里穂、溝端淳平 、桐谷健太、安達祐実、シシド・カフカ 、千葉雄大などたくさんのかたがいらっしゃいます。

そして、2023年には、ゆうちゃみ、ゆいちゃみ姉妹が選ばれています。

井手上漠さんは、授賞式で次のようにコメントしています。

「美やビューティーは大好きな言葉です。
私は、小学4年生で美容に目覚めました。
カットウイッグを母に買ってもらい、それを使ってヘアアレンジをやっていました。
髪は武器になります。
賞をもらいヘアケア頑張ってきてよかったなと思いました。
この賞に見合うように自分を高めていきたいです。」
「髪は摩擦がいけないと教えてもらいました。
寝相が悪いので寝るときはナイトキャップで髪を保護しています。」

井手上漠さんのことを、今回の受賞で初めて知りましたので、調べてみました。

この記事を読んで分かること
井手上漠さんの性別
井手上漠さんの生い立ち

この記事を書いた人
5人の息子を育てながら、中学校の数学の教員を30年間続けました。
退職後、2023年3月に64歳で、ブログを始めようと思いたち、4月10日から公開し始めました。
学生時代は、ピアノ、バイオリン、お琴など音楽系の習い事をしていましたが、現在は、40代から始めた社交ダンス、退職してから始めたヨガなど、身体を動かすことにハマっています。夫と2人暮らし。
母と義母が健在で、時々介護のようなことをしています。

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井手上漠さんの性別

島根県・隠岐諸島にある美しく小さな島、海士町。

そこで、井手上漠さんは男性の身体で生まれました。

いでがみばくです、性別ないです

これは、井手上漠さんのTwitter上での自己紹介の一文です。

身体も戸籍も、性別は男性なのですが、「あなたは男性ですか?」と聞かれると、

「心は男性でもあり、女性でもある。どちらでもあるし、どちらでもない」

と答えるそうです。

 もっと正確に言うと、「男性」か「女性」かという2択、「どちらでもある」のか「どちらでもない」のかという2択では、どちらとも答えられないのです。
なぜなら、これらの質問は、性別というものが、男性と女性、このいずれか2つしかないという前提に基づいているからです。

 井手上漠さんの場合は、どちらか一方になりたいわけではないし、心に“境目”があるわけでもないそうです。

ですから、自ら説明するときには、

「性別はないです」

というのが、一番しっくりくる伝え方なのだそうです。

井手上漠さんの生い立ち

「性別」を意識するようになった小学校高学年

井手上漠さんは、幼い頃から“強い”ものや“かっこいい”ものよりも、“可愛い”ものや“美しい”ものに惹かれていました。

憧れのキャラクターは、戦隊ヒーローではなくプリキュアリカちゃん

自分が着る洋服も、ふわふわした可愛いものが好みで、小学校に入学した時には髪の毛も肩くらいまで伸ばしていました。

自分が好きなものを選んでいただけで、「性別」というものを意識することはなく、友だちに何か言われることもありませんでした。

いつ頃から「性別」を意識するようになったかというと、小学校高学年くらいです。

その頃から、体育の授業のときに、男はこっち、女はこっちで着替えるといったように、男性/女性で区別されるようになります。

それまで、仲の良い友だちが女の子ばかりだったので、いつも一緒に行動していたのですが、“男性側”に寄せられることが増え、初めて違和感を覚えるようになりました。

でも、自分は生物学的に男の子だから“こっち”なんだというのは“分かっていた”ので、違和感があったものの、苦ではありませんでした。

世の中に合わせて自分を偽るのが苦痛

そのうち、井手上漠さんの見た目や“男の子らしくない”言動に対して、だんだんと周りの人たちから「男らしくしろ」と言われるようになりました。

気持ち悪い」と言われたときに、「えっ、私のどこが?」「自分は“普通に”楽しく生きてきただけなのに」

「あ、自分ってそういう存在なんだ。浮いてる存在なんだ」

そこでハッキリと「性別」を意識せざるを得ませんでした。

周りからの言葉によって、「私って変なのかな?」と感じるようになったんです。

そこから、急に周囲の視線が気になるようになった井手上漠さんは、それまで好きだったものを堂々と好きと言えなくなり、長かった髪の毛もバッサリ切りました。

世の中が「男の子とはこういうもの」としている姿を演じるようになりましたが、自分を隠して“普通”を偽ることは、苦痛で仕方がありませんでした。

 どれほどの苦痛だったかと言えば、例えると、服を着て外に行きたいのに、裸で外に出ろと言われている感覚だったそうです。

鮮やかだった井手上漠さんの日常は色を失い、どんどん孤独を感じるようになりました。

性別に関する本を読んでも解決しなかった

鏡の中の自分を見たり、女の子の友達と離れ、男子グループに溶け込もうとするたび、違和感だけが増幅していきました。

その違和感の正体を、自分でもはっきりと説明できなかったので、小学校の図書室で「性別」に関する本を探して調べたりもしましたが、自分の感覚にピタリと当てはまる例や、「自分の悩みが全て解決した」と思える本は見つかりませんでした。

どの本も、「LGBTQ」のどれかに当てはめようとしているように感じてしまい、「自分はそうじゃないんだ」「そうなりたいわけじゃないんだ」という気持ちでした。

病院に行って、自分が“どれ”であるのか当てはめるべきだと思ったこともありました。

一方で、それを知っていったい何になるんだろうとも思いました。

分かったからといって、周りの人たちが自分を認めてくれるかといったら、そうではない。

結局、それが分かったところで、実際の悩みは自分でどうにかしていくしかない。

自分の力で強く生きていくしかない。

そこまで考えて、「あ、性別ってそんなに大事じゃないな」って気づいたんです。

母の言葉

は、のままでいいんだよ。それがなんだから」

母が全てをわかっていてくれました。

母が味方でいてくれるから、ありのままでいられるようになりました。

自分らしく堂々と生きられるようになり、友達も理解してくれるようになりました。

中学3年生の少年の主張全国大会での発表

まとめ

井手上漠さんは、身体も戸籍も、性別は男性。

けれども、「性別はないです」というのが、一番しっくりくる伝え方なのだそうです。

井手上漠さんは、幼い頃から“強い”ものや“かっこいい”ものよりも、“可愛い”ものや“美しい”ものに惹かれていました。

小学校高学年の時に、学校で「性別」を意識するようになり、自分を偽って「世の中が思うところの」を演じながらも、違和感を感じていました。

母の「は、のままでいいんだよ。それがなんだから」という言葉に救われ、母の愛情によって、ありのままの自分でいいのだと思えるようになり、周りの友達にも理解されるようになりました。

私は、井手上漠さんを初めて知ったのですが、写真や動画を見て、姿や声は完全に女性だと思いました。

とてtも美しいです。

「男」か「女」かというより、本人がありのままでいられることが一番だと思いました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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