近年、日本のスポーツ界においてその名を輝かせている選手の一人が、やり投げの北口榛花(きたぐちはるか)選手です。
北口榛花選手の圧倒的なパフォーマンスと情熱は、スポーツファンのみならず、多くの人々の心を熱くしています。
北口榛花選手は、その才能と魅力で多くの人々を魅了しています。
Another World Champ confirmed 🤩@giant_babyparu is officially going to compete in the javelin at #LondonDL and we can't wait! 🎆#DiamondLeague
— London Athletics Meet (@London_DL) July 13, 2024
そんな、北口榛花選手について調べてみました。
この記事を読んで分かること
北口榛花選手の生い立ちとキャリア、大会成績
北口榛花選手の魅力
この記事を書いた人
5人の息子を育てながら、中学校の数学の教員を30年間続けました。
退職後、2023年3月に64歳で、ブログを始めようと思いたち、4月10日から公開し始めました。
学生時代は、ピアノ、バイオリン、お琴など音楽系の習い事をしていましたが、現在は、40代から始めた社交ダンス、退職してから始めたヨガなど、身体を動かすことにハマっています。夫と2人暮らし。
母と義母が健在で、時々介護のようなことをしています。
北口榛花選手の生い立ちとキャリア、大会成績
北口榛花選手の生い立ち
北口榛花選手は、1998年3月16日(26歳)に北海道で生まれました。
3歳の時に水泳を始めました。
北海道教育大学附属旭川小学校時代には、全国小学生バドミントン選手権大会で団体優勝を飾りました。
山口茜さんとのとの対戦経験もあるそうです。
北海道教育大学附属旭川中学校時代までは、競泳とバドミントンの二足のわらじで、競泳では全国大会にも出場しました。
種目は違っても、さすが、全国大会に出場するだけの恵まれた体格、体力や、努力があったのですね。
そして、彼女の才能と努力が相まって、やり投げという競技で日の目を見ることとなります。
やり投げに出会う
北口榛花選手がやり投げに本格的に取り組み始めたのは、高校時代のことでした。
北海道旭川東高等学校進学とともに、クラブ顧問の松橋昌巳(現:北翔(ほくしょう)大学コーチ)に誘われて陸上競技を始めることになります。
その際、彼女の持つ体力と技術が、やり投げに非常に適していることが判明します。
北口榛花選手の持ち味は、まずその体格にあります。
彼女は身長178cmという長身を生かし、力強いフォームでパワフルな投げを展開します。
さらに、しなやかな腕の振りとステップワークが見事にマッチしています。
その完璧なテクニックは、まさに芸術のようです。
やり投げを始めてわずか2か月で、北海道大会を制覇し、2年生の時には全国高等学校総合体育大会陸上競技大会で優勝しました。
この結果から、北口榛花選手は、国内のトップやり投げ選手として名を馳せるようになりました。
2015年1月には、2020東京オリンピック代表選手候補に期待される、日本陸上競技連盟の「ダイヤモンドアスリート」に認定されました。
2015年7月、コロンビアのカリで開催された、第9回世界ユース陸上競技選手権大会では、女子主将をつとめ、女子やり投(500g)で60m35を投げて、金メダルを獲得しました。
大学での飛躍
高校卒業後、2016年4月、北口榛花選手は日本大学スポーツ科学部競技スポーツ学科に進学し、さらなる飛躍を遂げます。
大学では、指導者やトレーニング環境に恵まれ、技術的な細部にまで磨きをかけることができました。
大学生として迎えた、2016年5月8日のゴールデングランプリ川崎(川崎市 等々力陸上競技場)では、日本歴代2位となる61m38を記録して3位になりました。
2017年9月の第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(福井運動公園陸上競技場)では、最終6投目で60m49を投げて、大会新記録を樹立して優勝しました。
2019年5月の第6回木南道孝記念陸上競技大会(ヤンマースタジアム長居)では、4投目に63m58を投げて日本歴代2位を記録すると、続く5投目には海老原有希さんが保持していた63m80を50cmもオーバーする日本新記録・アジア歴代5位となる64m36を投げて優勝しました。
この記録でオリンピック参加標準記録である64m00を突破しました。
同年6月の日本選手権では、大会記録を更新する63m68を投げ、初優勝を飾りました。
秋には世界選手権に出場しましたが、ここではわずか6cmの差で予選落ちに終わりました。
10月の北九州陸上カーニバル(北九州市立本城陸上競技場)で66m00を投げ日本記録を更新しました。
このように、大学時代には、数々の日本代表選手権で好成績を収め、全国の大学生やり投げ選手の中でもトップクラスの実力を誇る選手となりました。
社会人になってからの活躍
2020年4月、日本航空に入社。
2021年の日本選手権で、61m49を投げて優勝し、東京オリンピックの日本代表に内定しました。
2021年8月3日、東京オリンピックの陸上競技・女子やり投予選の1投目で62m06を記録し、6位で決勝進出を決めました。
オリンピッククでの女子日本選手による60m超えの投てきは、北口榛花選手が初めてでした。
そして、この種目の日本選手決勝進出は、1964年の東京オリンピックの佐藤弘子さん、片山美佐子さん以来、57年ぶりの快挙でした。
しかし、予選終了後から左脇腹に痛みが出て、痛みを押して決勝に出場するも入賞とはなりませんでした。
2022年6月18日、万達ダイヤモンドリーグ第7戦女子やり投げで優勝しました。
ダイヤモンドリーグでの優勝は、日本史上初の快挙です。
2022年7月21日に行われたオレゴン世界選手権大会の予選の1投目に64m32の全体トップで決勝進出を果たし、続く22日の決勝では、最終投てきで63m27を投げて第3位に入りました。
日本の陸上女子フィールド種目で、戦前戦後を通して、オリンピック・世界選手権で史上初となる銅メダルを獲得しました。
2023年に行われたブダペスト世界選手権大会では、8月26日の決勝の最終投てきで66m73の大投てきを見せ、日本の陸上女子フィールド種目でオリンピック・世界選手権を通して、史上初となる金メダルを獲得しました。
と同時に、昨年のオレゴン大会の銅メダルに続き、2大会連続メダルを獲得しました。
世界陸上で2大会連続でメダルを獲得したのは、ハンマー投・室伏広治、20km競歩・山西利和、4×100m・桐生祥秀&多田修平、35km競歩・川野将虎に次ぐ、6人目。
かつ女子では史上初となりました。
2023年9月17日、ダイヤモンドリーグファイナルで63m78で優勝しました。
日本勢がダイヤモンドリーグファイナルを制すのは初めてで、この種目としては、アジアでも初の快挙でした。
北口榛花選手は、パリオリンピックの日本代表選手に内定しました。
2024年になってからも、北口榛花選手の素晴らしい活躍は、枚挙にいとまがありません。
北口榛花選手の魅力
北口榛花選手が魅力的なのは、その強さとは裏腹に弾けるような笑顔です。
練習中や試合前でも、常に笑顔を絶やさない姿勢が印象的です。
彼女のポジティブさは、周囲の人々にも伝染し、チームメイトやファンからの支持を得ています。
さらに、彼女のプロフェッショナリズムも称賛に値します。
北口榛花選手は、厳しい練習を惜しまず、常にベストを尽くす姿勢で取り組んでいます。
また、試合後のインタビューやSNS上での発信も積極的であり、ファンとのコミュニケーションを大切にしています。
これらの努力が、彼女の成功の一因となっていることは間違いありません。
北口榛花選手には、今後の活躍が期待されています。
最後に、彼女の言葉をご紹介します。
「努力を惜しまず、常に前向きに頑張ることで自分を成長させたい」
という言葉は、彼女の信念を物語っています。
これからも彼女の挑戦と成長に注目し続けたいと思います。
まとめ
北口榛花選手は、1998年3月16日(26歳)に北海道で生まれました。
中学校時代までは、競泳とバドミントンの二足のわらじで、競泳では全国大会にも出場しました。
高等学校進学とともに、陸上競技を始めることになり、やり投げを始めてわずか2か月で、北海道大会を制覇し、2年生の時には全国高等学校総合体育大会陸上競技大会で優勝しました。
その後も、目覚ましい活躍を遂げます。
日本記録を何度も更新し、史上初を何度も達成しました。
北口榛花選手は、日本のやり投げ界に新たな風を吹き込み、多くの人々に感動と希望を与えてきました。
彼女のこれまでの歩みは、努力と情熱の結晶であり、彼女が掲げる目標に向かって進み続ける姿は、多くの人々の心に深い影響を与えることでしょう。
未来に向けて、さらなる飛躍を遂げる北口選手から目が離せません。
これからも彼女の活躍を応援し、日本や世界の舞台でさらなる成功を収めることを期待しています。
そして、一人のアスリートとしてだけでなく、多くの人々に夢を与える存在として、北口榛花選手の未来が輝かしいものであることを心から願っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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